マイナンバーカードとe-Taxで、確定申告をもっと簡単に

国税庁から、令和7年分の確定申告に関する案内が公表されています。
近年は、マイナンバーカードを利用したe-Taxによる確定申告が主流となっており
自宅からスマートフォンやパソコンで手続きを完結させることが可能です。
特に、医療費控除の確定申告については
「マイナポータル連携」を活用することで、入力の手間を大幅に軽減できます。
医療費控除は「マイナポータル連携」が便利
マイナポータル連携を利用すると
医療機関や薬局で支払った医療費の情報が自動で取得され
確定申告書への入力が簡単になります。
- 医療費の領収書を一枚ずつ入力する手間を削減
- 入力ミス・記載漏れの防止
- 家族分の医療費もまとめて管理可能
医療費が高額になった年や、ご家族分の医療費を合算して申告する場合には
特に便利な仕組みです。
マイナポータル連携の対象
マイナポータル連携の「収入関係」の対象は以下の通りです。
- 給与所得の源泉徴収票
- 公的年金等の源泉徴収票
- 株式の特定口座年間取引報告書
「控除関係」の対象は以下の通りです。
- 医療費
- ふるさと納税
- 社会保険(国民年金保険料等)
- 生命保険・地震保険
- iDeCo
- 住宅ローン控除関係
など
医療費控除のマイナポータルの連携
申告する年分の1月から12月までの医療費情報を
マイナポータル連携を利用して取得・申告書に自動入力できます。
マイナンバーカードを使った確定申告のポイント
マイナンバーカードを利用した確定申告では、次のようなメリットがあります。
- 税務署に出向かずに申告が可能
- 24時間いつでも申告書の作成・提出ができる
- 添付書類の提出省略が可能な場合もあり
確定申告の時期は税務署や会場が混雑しがちですが
e-Taxを活用することで、時間と手間の削減につながります。
ご家族の医療費を申告する場合の注意点
ご家族の医療費情報を取得する場合には
マイナポータルでの「代理人設定」が必要となります。
代理人の登録には、申告される方とご家族の方のマイナンバーカードを使って
マイナポータルで利用者登録を行う必要があります。
事前に設定しておくことで
配偶者やお子さまなど、ご家族分の医療費情報もスムーズに取得できます。
社労士からのひとこと(中小企業経営者の皆さまへ)
確定申告は税務の手続きですが
役員報酬や社会保険料、医療費負担など、労務・人事とも密接に関係しています。
「制度が難しくて後回しにしてしまう」
「毎年なんとなく同じやり方で済ませている」
という場合こそ
デジタル化を上手に活用することで、業務負担の軽減につながります。
制度の変更点や、従業員対応を含めたご相談がありましたら
お気軽にお問い合わせください。
医療費控除の確定申告はマイナポータル連携で
医療費控除のマイナポータル連携の方法についてのご案内
マイナンバーカードを利用した確定申告のご案内
マイナポータルにおける代理人の設定(ご家族の医療費情報を取得する場合に設定が必要です)
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