AI時代の働き方、企業の人事労務はどう変わる?
政府は、令和7年に施行された「AI法」に基づき
日本で初めてとなる「人工知能基本計画(AI基本計画)」を策定し
今後、国を挙げてAIの活用を推進していく方針を示しました。
AIは、生成AIをはじめとする技術の急速な進展により
業務効率化や生産性向上にとどまらず、新たな事業や市場の創出
さらには人口減少や人手不足といった
日本社会が抱える構造的課題の解決の糸口になることが期待されています。
こうした国の方針は、企業の人事労務管理にも大きな影響を与えることになります。
中小企業におけるAI導入と人事労務
AI基本計画では、デジタル化支援やAI導入補助金などを通じて
中小企業におけるAI導入の促進が掲げられています。
AIの活用は、業務の効率化だけでなく
人材不足への対応や、従業員の負担軽減にもつながる可能性があります。
一方で、AIを導入する際には、業務内容の見直しや役割分担の整理
評価制度への影響など、人事労務面での検討が欠かせません。
AI時代の人材育成とリ・スキリング
AI基本計画では、労働者に対するAIリ・スキリング(学び直し)の支援が明確に示されています。
職種や業務内容に応じたリ・スキリングを進めることで
AI時代においても社会の基盤を支える人材の育成を目指しています。
また、デジタルスキル標準の改訂や、AIと協働できる人材の育成
さらにはグローバル社会に対応する人材を育てるための
リベラルアーツ教育といった、「人間力」を重視した教育の推進も盛り込まれています。
企業にとっては、教育・研修の在り方を見直す契機となるでしょう。
AI活用に伴うリスクと企業の責任
AIには、誤った判断やハルシネーション、不適切な情報の出力といった技術的リスクに加え、
差別や偏見の助長、プライバシー・著作権の侵害、過度な依存、
雇用への不安など、社会的なリスクも存在します。
そのため、AI基本計画では、透明性・公平性・安全性を確保した
「信頼できるAI」の実現が重視されています。
企業においても、AIの利用ルールの整備や、従業員への教育、
ガバナンス体制の構築が今後ますます重要になります。
社労士の視点から
AI基本計画は、単なる技術政策ではなく、「人」と「働き方」に深く関わる計画です。
AI時代においても、人が人としての価値を発揮しながら働ける環境を整えることが
企業の持続的成長につながります。
当事務所では、AI導入を見据えた人事制度の見直しや
人材育成、労務管理上の留意点について、企業の実情に応じたご支援を行っています。
AI時代の人事労務についてお悩みの際は、お気軽にご相談ください。
社労士が解決いたします
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