運動不足と孤立を防ぐ「アクティブ・テレワーク」

新型コロナウイルスの流行以来、在宅勤務(テレワーク)が定着しました。
通勤がなくなって楽になるメリットがある一方
運動不足による体重の増加やコミュニケーション不足といった健康リスクも高まっています。
明治安田厚生事業団は、「企業担当者のための健康に配慮した
テレワーク実践ガイド アクティブ・テレワークのすすめ」を公開しました。
研究班は、2023年にテレワークの実態調査を実施した結果
「コミュニケーション低下」と「運動不足」がテレワーク社員の2大健康課題でした。
しかし、約6割の企業では対策が何も行われていませんでした。
「アクティブ・テレワーク」のススメ
身体と心を積極的に動かす「アクティブ・テレワーク」を提案し
その実現に向けた下記5つの対策をご紹介しています。
- 自宅環境を整える
- 食事と嗜好品に気をつける
- 身体活動を高める
- コミュニケーションを促進する
- 腰痛対策をする
1.自宅環境を整える
以下の点を意識して、自宅環境を整えましょう。
- 作業スペースは適切な明るさを確保
- 室温を18~28℃に保つ
- パソコン作業時の前腕の位置に注意
2.身体活動を高める
身体活動を高めるために、以下の3つを意識する必要があります。
- 30分に1回は立ち上がる
- 1日1回は外に出る
- 今より「約1,000歩=約10分」多く体を動かす
3.腰痛対策をする
腰痛対策を進めるためには、以下の3つを実施しましょう。
- デスクワークに適した椅子や机を利用して正しい姿勢を保つ
- 体操で腰の負担をリセットする
- 腰痛は体を動かして治す
4.食事と嗜好品に気をつける
以下の対策を進め、食事と嗜好品に気をつけましょう。
- 生活リズムを整え、3食食べる
- 便利な食材ストックで手軽に栄養アップ
- 間食や嗜好品はルールを決めて、適度に
5.コミュニケーションを促進する
以下の対策を進め、コミュニケーションを促進しましょう。
- 意識的にコミュニケーションの機会に参加する
- 就業時間外のコミュニケーションは控える
- 情報通信機器の整備は万全に
実施・運用のポイント
テレワーク実施・運用のポイントは、以下の通りです。
- 業務の見える化:タスク管理や進捗共有の仕組みが重要。
- コミュニケーションの工夫:定期的なオンライン会議、チャットツールの活用。
- 労務管理:勤怠記録、長時間労働の防止、メンタルヘルスへの配慮。
よくある課題と対応策
課題 | 対応策 |
---|---|
コミュニケーション不足 | 定期的な1on1、雑談の場づくり |
評価が難しい | 成果・プロセス両面での評価指標設定 |
セキュリティ不安 | VPN・アクセス制限・情報管理ルールの徹底 |
テレワークは、単なる制度導入ではなく、企業文化の転換です。
名古屋を拠点に、労務・社会保険の専門家として
貴社のテレワーク導入を実務面から丁寧にサポートいたします。
社労士が解決いたします
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給与計算、人事制度・従業規則、助成金など幅広い相談を受付ております。
開業して15年以上の経験豊富な社労士が応じますので、安心です。
ぜひお問合せください
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