「ライフデザイン経営」で社員のウェルビーイングを支える

人事制度

「ライフデザイン経営」とは

「ライフデザイン経営」とは、「社員がキャリアとライフを両立し
充実したライフデザインを実現できる環境を提供することで
人材の能力を最大限引き出し、企業価値向上につなげる経営のあり方」です。

つまり、単に労働時間を短くする・制度を増やすという観点だけでなく
社員が「人生設計(ライフデザイン)」を自律的に描けること
その設計を支えるサービス(「ライフデザインサービス」)を企業が導入・活用すること
そしてその環境整備が「働きがい」「働きやすさ」の向上
ひいては「企業と社員の好循環」を生むこと、という観点が重視されています。

なぜ今、重要なのか

少子化や人手不足が進む中で、社員一人ひとりが結婚・出産・介護などを迎えながらも
キャリアを継続・発展させられる体制を整えることが経営課題となっています。 

こうした観点から、家事支援サービス等の「時間の自由度を高める」サービスや
キャリアとライフの両立を支える情報提供など
「ライフデザインサービス」の普及・活用が求められています。 

企業として取り組むメリット

社員が「働きがい」「働きやすさ」を感じられる環境を整えることで
離職防止・定着促進につながります。

社員のウェルビーイング(心身ともに良好な状態)が高まることで
ひいては生産性向上・企業価値向上が期待できます。 

多様な人材(例えば子育て中・介護中・キャリア途中の社員等)が活躍しやすくなることで
社内のダイバーシティ&インクルージョンが促進されます。

活用事例

経済産業省では、活用事例も紹介されています。
愛知県名古屋市の「有限会社名古屋住創」は、不動産・FC経営をしている会社です。

10年ほど前から産休・育休制度を取り入れていましたが
近年、社員の定着や求人が上手くいっておりませんでした。
そのような課題があった中、家事支援サービスを導入しました。

子供が1人までであれば正社員として働いてもらえても
子供が2人以上になると、育児や家事に追われて正社員でいることが出来なくなり
時短社員やアルバイトの就業形態の変更や退職になってしまう方がいました。
家事支援サービスがあれば、育児による社員の離職も減るのではないかと期待できます。

社労士としてご提案できること

「労務サポート」では、「ライフデザイン経営」の観点から以下のような支援を行っております。

  • 社員のライフステージとキャリア形成の制度設計・就業規則や福利厚生の見直し
  • 「ライフデザインサービス」(外部家事支援、情報提供プログラム、キャリア支援支援等)を活用した仕組みを
    労務・労働法・助成金の観点からご案内。
  • 多様な人材の活躍を推進するための社内施策導入時の労務リスクチェックおよび運用支援。
  • 取組状況・制度活用状況に関するモニタリングと、必要に応じた改善提案。

「社員一人ひとりが人生を描ける職場づくり」を目指し
早期に「ライフデザイン経営」の取組を打ち出すことが
これからの人材確保・企業競争力の鍵となります。

貴社でも、まずは現状を整理し、「どのライフステージにある社員がどのような支援を必要としているか」
「既存制度・サービスで漏れている部分はないか」を一緒に検討いたします。
ご関心のある方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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