雇用保険の少子化対応?育休中の収入の「10割給付」
名古屋の社会保険労務士事務所、労務サポートです。
あなたの会社では育児休業をとる男性社員はいらっしゃいますか?
男性の育児休業取得率は、なかなか伸びないのが現実です。
政府は、男性の育児休業の取得率の目標を2025年に50%、2030年に85%としていますが
2022年度の男性の育児休業の取得率は17.13%にとどまっています。
過去最高の数字ですので、これから伸びることを期待したいですね。
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5000万人が雇用保険加入?
現在、「週の労働時間が20時間以上」のパート・アルバイトなどの短時間労働者は
雇用保険に加入する義務があります。
子育てしやすい環境をつくるために
政府は「週の労働時間が10時間以上」に条件を緩和する方針を示し
2028年までの実現を目指しています
この緩和で約500万人が新たに雇用保険に加入することになります。
労働者と会社で給料の1.55%を負担し
そのうち0.6%を労働者が負担しています。
夫婦で育休「10割給付」
2023年現在の雇用保険の育児休業給付は、休業前の賃金の67%が支給されています。
社会保険料が免除されるため、実質的に手取りの8割がカバーされています。
両親が共に育児休業を取った場合、育児休業の給付を、
手取りの実質8割から「10割給付へ」拡充する方針です。
育児休業を取得した男性の半数は「2週間未満」しか取っていないことが現実です。
現状を踏まえて以下の通り、条件が設定される予定です。
- 14日以上の育児休業を取得する
- 給付日数は最大28日間
- 男性は子どもの出生後8週間以内、女性は産後休業後、8週間以内の育児休業が対象
また、配偶者がいない場合や、どちらかが自営業者やフリーランスなどにより
育児休業を取れない場合は、育児休業を取れる側が14日以上取得すれは実質10割の給付とする予定です。
名古屋の社会保険労務士事務所、労務サポートでは
雇用保険の手続きをご支援しています。
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