【2024年秋】健康保険証が廃止。マイナ保険証はどうなる?

名古屋の社会保険労務士事務所、労務サポートです。

2024年秋、今までの健康保険証が事実上廃止され、マイナ保険証に切り替えになりますが、
マイナ保険証に関して様々なトラブルが報告されています。
読み取り機械の不具合や、他人の情報が紐づけられたなどがあります。

2024年秋、マイナ保険証どうなる?

トラブルが相次ぎ、「一応マイナ保険証を登録したけど利用するのは義務化されてからでいい」と
利用をためらっている人も多いと思います。

そこで政府は「マイナンバーカードと健康保険証の 一体化に関する検討会」で、対策をまとめました。

今回はその内容をご紹介します。

マイナ保険証は利用されている?

マイナンバーカードのオンライン資格確認

マイナンバーカードによるオンライン資格確認の割合は約6%前後になっています。
そのうち、マイナンバーカードによるものが約4400万件、保険証は約14.3 億件。
大部分が健康保険証を使っていることが分かります。

マイナ保険証のメリットは?

マイナンバーカードと青い保険証

マイナ保険証を使うメリットは何でしょうか?
現在の健康保険証でも十分だと思うかもしれませんが、以下のメリットが考えられます。

  1. 「高額療養費」が確実に免除になる
  2. 就職時、退職時の健康保険証の切り替え手続きが不要に
  3. マイナ保険証1枚で受診できる
  4. 電子処方箋の普及で、余分な薬が処方されなくなる

いつまで健康保険証は使える?

2024年秋に、現在の健康保険証は使えなくなってしまうのでしょうか?

マイナ保険証の登録をしていない全員に「資格証明書」を発行します。
有効期限は保険者(協会、組合など)が5年以内に有効期限を設定します。

いわた

保険証の代わりに資格証明書が発行されて、「5年以内」は使えます

一方、発行済みの保険証は最大1年まで有効とします。
具体的な施行時期は今後、決定されます。

もしマイナ保険証を紛失してしまった場合、新生児や海外転入者など
カードが早く必要な方が、申請から1週間以内(5日以内)に発行できる仕組みを整えます。

また小さい子供や認知症や障がいがあり、手続きが難しい方のために
代理交付を受ける方の負担軽減にもつながるよう
令和5年11月頃より、暗証番号の設定が不要なカードの申請受付・交付を予定です。

さらに、オンライン資格確認の対象外の医療機関にかかる場合
スマホを携帯し、マイナポータルの情報を提示することで
受診することができます。

マイナ保険証については賛否両論あるかと思いますが
健康保険証に関する手続きが楽になり
正確な医療が受けられるなど、メリットもたくさんあります。
これからの情報に注目していきましょう。

関連記事 「マイナンバーカードが健康保険証に!手続きはどうなる?」https://srgoto.com/archives/2314

参考ページ「マイナンバーカードと健康保険証の一体化について」 https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/001138478.pdf


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です