職場のハラスメント防止のアンケート結果
経団連から2021年12月に「職場のハラスメント防止に関するアンケート結果」が公表されました。
大企業中心の調査結果ですが、令和4年4月からは
中小企業においてもパワハラ防止措置の義務化が適用されます。
ハラスメント対策は、企業規模を問わず、各企業の重要な課題となります。
●5年前と比較した相談件数
・パワーハラスメントに関する相談件数は、
「増えた」が44.0%、 「変わらない」が30.8%
・セクシュアルハラスメントに関する相談件数は、
「変わらない」が45.3%、 「減った」が28.8%
・その他のハラスメントに関する相談件数は、
いずれも「これまで相談なし」が50%超
●ハラスメント防止・対応の課題
「コミュニケーション不足」が63.8%、
「世代間ギャップ、価値観の違い」が55.8%、
「ハラスメントへの理解不足(管理職)」が45.3%
●ハラスメントの理解促進のための取組み
・ハラスメントに関する集合研修の実施が73.5%
eラーニング実施が66.5%、事案等の共有が61.8%
●相談体制の整備等
・複数の相談窓口の設置(人事、社外、コンプライアンス、EAP等)が82.5%、
相談窓口の定期的な周知が73.8%、
社外の専門機関や専門家の活用が72.3%
・企業が相談内容を幅広く受付けている企業は50.3%