「男女の賃金格差」どう解消する?

名古屋の社会保険労務士事務所、労務サポートです。

2023年、ゴールディン教授の男女の賃金格差に関する研究が
ノーベル経済学賞を受賞しました。
この研究から男女の賃金格差はなぜ生じるのか?どう解消していくかを解説します。

男女の賃金格差

日本の男女格差

2023年6月、ジェンダーギャップ指数が世界125位で過去最低となり、話題になりました。
女性管理職比率の低さは世界的にも下位です。
日本の男女の格差は、先進国最低の水準となっています。

女性の育児期の問題、非正規雇用の賃金・活躍の停滞の問題が
男女の賃金格差になって表れています。

賃金格差は解消されている?

男女共同参画局HPより引用(https://www.gender.go.jp/research/weekly_data/07.html)

男女共同参画局によると、男女の賃金格差は長期的にみると解消に向かっていますが、
2021年の男性の賃金を100とすると女性の賃金は「75.2」となっています。

脱チャイルドペナルティ

ゴールディン教授は、「チャイルドペナルティ」が男女の賃金格差の要因だと指摘しています。
チャイルドペナルティとは、育児・家事の負担が女性に偏り、キャリアに制限がかけられることです。

アンコンシャスバイアス

チャイルドペナルティを解消するには、「家事・育児は女性の役割」という無意識の思い込みを変える必要があります。
思い込みにとらわれすぎると、ハラスメントなどのトラブルにつながるおそれがあります。

会社ができる対策

チャイルドペナルティ解消を目指して、会社ができる対策は以下が考えられます。

  • 育児支援を継続する
  • テレワークなどの多様な働き方の選択肢を整備
  • 女性特有の健康課題を把握する
  • 女性らしさを発揮できる分野で活躍してもらう

また、健康診断に女性特有の項目の追加、女性管理職を増やすことも有効な方法です。

名古屋の社会保険労務士事務所、労務サポートは会社の事情にあわせて、女性の活躍をご支援します。

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