2025年8月以降、保険証が使えない!? 影響と対応ポイント

マイナ保険証

厚生労働省は
健康保険証の有効期限切れに伴う暫定的な取扱いについて
全国の保険医療機関等に向けた事務連絡を発出しました。

■ 何が起こるのか?

令和7年(2025年)8月1日以降
国民健康保険の保険証の有効期限が順次切れ
多くの保険証が「失効状態」となることが予想されています。

期限切れの保険証や資格情報のお知らせを持参して
医療機関を受診するケースが想定されるため
厚労省は、オンライン資格確認システムによる資格確認ができれば
保険診療の対象としてよいという「暫定運用」を認めました。

▶ 暫定措置の終了期限は令和8年3月末です。

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■ 協会けんぽの対応:職権で「資格確認書」を発行

全国健康保険協会(協会けんぽ)は、マイナ保険証による資格確認ができない加入者に対して
令和7年4月30日時点で資格確認が困難な約1,200万人を対象に
「資格確認書」を職権交付する方針を発表しました。

  • 交付対象:約1,200万人
  • 送付時期:2025年7月下旬より被保険者の住所へ送付開始
  • 宛先不明で返送された場合:事業所に改めて送付されます
  • 令和7年12月2日(健康保険証の経過措置が終了)前に交付を完了

■ 企業が今、確認・準備すべきこと

  1. 従業員への案内・注意喚起
     →「期限切れの保険証は使えなくなる」「資格確認書が届くことがある」など、丁寧に周知を。
  2. 事業所宛の郵便物に注意
     → 返送された「資格確認書」が会社に届く場合があるため、保管・配布のルールを整備しましょう。
  3. 新入社員・退職者の手続きにも留意
     → マイナ保険証対応の有無、資格確認書の有無をチェックし、医療機関受診時のトラブルを防ぐことが大切です。

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