【2025年版 】中小企業白書・小規模企業白書が公表

男性

中小企業庁・経済産業省より
2025年版の「中小企業白書」「小規模企業白書」が公表されました。
今回の白書では、次のような厳しい経営環境
が改めて指摘されています。

  • 円安・物価高の継続
  • 「金利のある時代」への転換による資金調達コストの上昇
  • 慢性的な人手不足

このような環境下で、企業が成長・持続的発展を遂げるためには
経営者自身の「経営力」を高めることが不可欠とされています。

「経営力」を支える3つの柱

白書では、企業の経営力について、次の3つの視点から分析されています。

1. 個人特性:学び続ける経営者は強い

他業種や地域の経営者とつながり、継続的な学びに取り組む経営者ほど
業績向上に結びついている傾向があります。

2. 戦略策定:価格戦略・差別化の明確化がカギ

経営計画の策定と実行、適切な価格設定が、賃上げ・人材投資の原資につながります。

3. 組織人材:従業員を大切にする「人を活かす経営」

経営理念の浸透、情報共有、職場環境の整備によって
従業員の定着や採用力向上が実現されています。


中小企業にとって重要なのは「人材定着と働きやすさ」

白書の中でも特に注目されているのが、従業員を大切にする人材経営の重要性です
以下のような取り組みが、組織力の底上げにつながると明記されています。

  • 賃金制度や評価制度の見直し
  • 働き方改革や多様な人材の活用
  • 社内コミュニケーションの活性化
  • 育成・定着を意識した職場づくり

働き方改善の取組は中小企業にとって大きな負担でもあるが
取組の有無で人材確保状況に差が生じており
労働供給制約が強まる中では重要性が高いです。

特に、休暇を取得しやすい職場づくりなどが効果的と考えられます。

人材の採用が難しい今の時代、社員のモチベーションを高め、
辞めにくい職場をつくることが、中小企業の成長の土台となっています。

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政府が掲げる「中小企業・小規模事業者の賃金向上推進5か年計画」は2029年度までに実質賃金を1%程度引き上げることを目指し中小企業の生産性向上や経営基盤の強化を支援…


💡 社労士は「人と組織の専門家」です

当事務所では、次のようなお悩みに対し、名古屋エリアの中小企業さまをサポートしています。

  • 「賃金制度や評価制度を見直したいけど、どうすればいいか分からない」
  • 「採用してもすぐ辞めてしまう。定着率を上げたい」
  • 「経営理念を社内に浸透させ、チーム力を高めたい」
  • 「人手不足の中、法令順守しながら柔軟な働き方を整えたい」

経営力強化の第一歩は、働く人の力を最大限に引き出す仕組みづくりです。
白書をヒントに、自社の人事・労務を見直してみませんか。

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